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6カ国協議 北朝鮮核問題の経緯をふりかえって

今回は,北朝鮮を巡る6カ国協議について確認していきましょう。

報道にありますように,2月13日に北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議(外務省では「六者会合」としています)において,ニョンビョンの核施設閉鎖など核放棄に向けた「初期段階の措置」と重油の提供など見返りを盛り込んだ文書が採択されました。
合意内容を簡単に確認しておきますと,将来的な北朝鮮の核放棄に向け,今後60日以内に必要な措置をとる,ということになりますが,大きく2つの柱から成り立っています。1つは,ニョンビョンにある...

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ブッシュ大統領の一般教書演説

アメリカのブッシュ大統領による一般教書演説が先日上下両院合同本会議で行われました。今回はこの話題を取り上げましょう。

そもそも,一般教書演説とはどのような位置付けを持ったものなのでしょうか?
アメリカ大統領による一般教書演説(State of the Union Address)は,現在「連邦(アメリカのこと)」が置かれている状況(the State of the Union)とその年を通じた内政・外交の施政方針を上下両院に説明するもので,日本でいえば首相の施政方針演説に相...

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フセイン元大統領の死刑執行 裁判はどう行われたのか?

昨年末,イラクのフセイン元大統領に対する死刑が執行されました。処刑はバグダッドのシーア派地区カジミヤにある旧軍情報機関本部の建物内で行われたようです。地元メディアによると,処刑にはイラク高等法廷判事や政府当局者ら7人が立ち会い,フセインは首にロープをかけられる直前に「神は偉大なり。イラクは勝利する。パレスチナはアラブのものだ」と叫んだそうです。現在,死刑執行の様子を撮影した音声付き映像が流出しており,イラク政府が死刑執行を公正な裁きと主張する一方で,執行時の現場はまったく統制がとれていなかったことが明...

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南アメリカの動向と2人の反米大統領

今回は,かなり地味な内容になりますが,南アメリカ関係で知っておきたいことを時事報道に関連付けてみておきましょう。
ボリビア中部のコチャバンバで南米諸国の首脳が集まって南米サミット(南米国家共同体首脳会議)が開催されました。この会議は,将来的には南米にヨーロッパのEUのような共同体を立ち上げようという構想のもとに開かれているのですが,南米は地域格差も大きく,EUのような一体化は困難だといわれています。今回の会合でも,加盟国の政治・経済統合の必要性を再確認する宣言を採択して閉幕しましたが,細か...

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混迷続くイラク情勢 シーア派とスンニ派がイラクで争う理由

現在,イラクではイラク戦争後最悪の状態といわれるほど国内情勢が混沌としてきています。11月23日には,首都バグダッドのイスラム教シーア派居住区サドルシティー(イスラム教シーア派強硬指導者ムクタダ・サドル師の拠点)で連続爆弾テロが発生し,200人以上の死者が出ました。

このテロへの報復からか,シーア派の民兵組織はスンニ派の拠点に報復を開始し,宗派間抗争激化は避けられない見通しです。イラク政府はバグダッドに夜間外出禁止令を発令したり,首都国際空港の閉鎖を宣言するなどの対応をとっていますが,...

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アメリカ中間選挙 確かに共和党は敗北したけれども…

 アメリカで中間選挙が行われました。ブッシュ大統領の与党共和党が大きく敗北し,民主党が躍進,上下両院で過半数を制しました。この結果についてはニュース等でも連日報道されましたので,ご存知の方も多いでしょう。選挙敗北の結果,イラク戦争を推進してラムズフェルド国防長官も辞任というおまけもつきました。
 もう少し結果をチェックしておきますと,定数100の上院の勢力図は共和党が49,独立系を含む民主党が51,定数435の下院は民主党が229,共和党が196となっています。民主党が両院を制するのは実に...

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アメリカと北朝鮮が同調?核軍縮決議案

今回の内容も北朝鮮の核実験から派生する話題です。

国連総会には軍縮と国際安全保障関係のすべてのテーマを議論する「国連総会第一委員会」という組織があるのですが,先週,そこで日本政府が提出した核軍縮決議案が賛成169,反対3,棄権8で採択されました。後ほど総会に上程されますが,採択されても総会決議にとどまるため拘束力はありません(国連総会の決議は新規加盟承認などの例外を除き拘束力は持ちません)。同種の決議案は1994年から毎年採択されているのですが,今回のものは過去最多の賛成票を得ていると...

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北朝鮮核実験と安保理決議 現状の確認

先週,国際情勢は北朝鮮の核実験一色に塗りつぶされたといってもいいでしょう。そこで,確認の意味も含めて状況を整理しておきましょう。

10月9日,北朝鮮は地下核実験を実施し,成功したと報じました(当初,核爆発が本当にあったのかという疑念もありましたが,小規模にとどまるものの,核爆発であったことが確認されました)。 このニュースはアジアばかりでなく欧米のメディアでもトップ級の扱いで報じられ,各国とも核実験に対し,強い懸念を表明しました。

このようななか,日本を初め各国は独自に制裁...

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ヨーロッパは1つにまとまれるのか?〜さらなるEU拡大の現状と問題点〜

ヨーロッパのほとんどの国はEU(欧州連合)に加盟しています。また,西ヨーロッパの多くの国では,統一通貨ユーロが使われていることは,現地を訪れた方でしたらご存知でしょう。このように,ヨーロッパの国々は,言語・文化・民族は異なりますが,EUを通じて1つのまとまりを構成しつつあります。

EUの加盟国は,現在実に25カ国を数えますが,先日,EUの行政機関に相当する欧州委員会が,ルーマニアとブルガリアの2007年1月1日のEU加盟を認める報告書を発表しました。今年12月のEU首脳会議で加盟を正式...

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ICJとICC 2つの国際裁判所〜日本が国際刑事裁判所に参加する方向へ〜

今回は,少し硬い話になりますがお付き合いください。

皆さんは国際的な裁判所をご存知でしょうか?主要なものが2つあります。

1つは,国際司法裁判所(International Court of Justice,略称ICJ)で,国際連合の常設司法機関です。設立は1946年と古く,オランダのハーグに本部があります。扱うのは国家間の紛争で,これを裁判により解決していきます。判事には,国籍が違う15人が選ばれ,現在,雅子皇太子妃の父である小和田恆氏もその1人となっています。日本は...

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惑星は本当に8個?IAU決定とその波紋

先日,国際天文学連合(IAU)総会において,惑星の定義が採択されました。それにより,冥王星が「惑星」から「降格」になったことが各方面で話題となっています。そこで,これまでの経緯を簡単に見ておきましょう。

1990年代以降,海王星以遠で新天体が数多く発見されるようになり,惑星の定義について検討をする必要が出てきました。2005年には,冥王星よりも大きいとされる天体も発見され,惑星の定義を確定させるべきだという議論がより活発となりました。そして今回,IAU総会において,惑星の定義についての決議が行われた...

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緊迫するレバノン情勢について〜現状とその背景〜

レバノン情勢が依然として混沌としています。 

そこで,現状を確認するとともに,紛争の背景とレバノンという国を簡単に整理しておきましょう。

まず,現状の確認です。

レバノンの位置はご存知でしょうか?
日本の岐阜県程度の大きさで,イスラエルの北に位置し,東側と北側はシリアに囲まれる形で接し,西側は地中海に面している国です。エジプトから見て北東,トルコの南側に位置しています。
そのレバノンで今回紛争が発生したわけですが,発端はレ...

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国際機関OECDから見た日本の所得格差問題

日本の貧困層比率が先進国中2位、というショッキングな結果が経済協力開発機構(OECD)から公表されました。新聞等でご覧になって驚かれた方も多いでしょう。今回は、この報告を取り上げ、日本社会の問題点を提示いたします。

OECDの発表は、OECDが日本経済の現状を分析した『対日経済審査報告書』によるもので、全6章からなる報告書のうち1章を割いて日本国内の「格差問題」を分析しています。報告書によると、すでに2000年段階で日本の所得格差はアメリカに次いで2番目に高く、それ以降、格差が固定化して...

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