日本の障がい者スポーツ事情
最初に、少しお堅い話になりますが、日本における障がい者スポーツは、国や地方自治体の福祉政策の位置づけとして捉えられているようです。
例えば、平成14年策定の障害者基本計画の生活支援施策の基本的方向には「(財)日本障害者スポーツ協会を中心として障害者スポーツの振興を進める」ということが書かれてあり、また、身体障害者福祉法第21条には「地方公共団体は・・・身体障害者のスポーツ活動への参加を促進する事業・・・を実施するよう努めなければならない」と書かれています。しかしながら、スポーツ活動への参加促進の話が「福祉」の施策や法律に載っているのは少し奇異な感じがします。特にパラリンピックなどの大会で真剣勝負を繰り広げている選手たちを見るとなおさらその思いは強くなります。これも「縦割り行政」の弊害のひとつなのでしょうか?「県庁さん、何とかして!」
日本では、毎年秋に国民体育大会の後に全国障害者スポーツ大会が行われています。この大会には多くの身体障がい者や知的障がい者などが参加しています。私も3年前に静岡県で行われた大会を見に行き、水泳、陸上競技、それから車椅子バスケットボールなどを観戦しました。車椅子バスケットボールの試合では、ボールの取り合いで激しく車椅子同士がガチャンガチャンぶつかる格闘技のような光景が頻繁に見られました。
また、全国障害者スポーツ大会以外に、都道府県や市町村レベルでも障がい者のスポーツ大会や講習会などが行われています。
次回は、最近開催された障がい者スポーツ大会の様子についてお話します。

