「鯉のぼり」と「こどもの日」
鯉が登って竜になる

今回はまず写真を見てください。これは4月29日から5月5日のゴールデンウィーク期間中に神奈川県で開催された「泳げ鯉のぼり相模川」というイベントで、空を泳いでいるたくさんの鯉のぼりを写したものです。写真ではなかなか臨場感が出ませんが、相模川をはさんで1,200匹もの鯉のぼりが泳ぐ姿を実際に見ると、もう壮観!の一言です。
鯉のぼりの由来は、黄河上流にある竜門という場所に泳ぎ昇ることができた鯉だけが昇天して竜に化するという中国の「登竜門」の故事にあります。日本においては、昔の話ですが、「端午の節句」には、男の子の出世を祈って屋外に家紋を印した旗指し物や幟(のぼり)を立てる風習が武家にのみ許されていました。その一方で、町人たちは、江戸時代の中期ごろに、旗指し物などの代わりに鯉の吹き流しを飾るようになったのですが、それが鯉のぼりの始まりだそうです。もっとも、昨今は男の子よりも女の子がほしいという親が増えているのですが、これも時代の流れなのかも知れません。
こどもの日=母に感謝する日
それから、「端午の節句」についてですが、「端」は「初め」の意、「午」は「五」に通じ、奇数が重なることがめでたいと考えたことから、「端午」が「5月初めの5日」を意味するようになり、そのことも関係して、5月5日が「こどもの日」とされました。
昭和23年に制定された「国民の祝日に関する法律」第2条では、こどもの日について、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と書かれているではありませんか!つまり、この日は、子どもの幸福を願う日であるとともに、母に感謝する日でもあるのですねぇ。このことだけでも母と子の結びつきの深さを感じます。もちろん普段から感謝しないといけないのですが、こどもの日の少し後の「5月の第2日曜日」が母の日ですし、特に5月はずっとお母さんに感謝しっぱなしなのであります。
次回は、子どもの福祉の理念と少子化の現状についてお話します。

