なんか変でしょ?その応募書類
応募書類には、通常、履歴書や、職務経歴書、または自己紹介書などがあります。
応募書類の提出方法も、手書きやパソコン入力したものを郵送か持参する、エントリーシート形式で作成し、メール送信するなど多様化しています。
時代とともに、このようなハードの部分では進化を感じることがあります。
しかし、書くべき内容というソフトの部分は10年前とそう変わりがないように思います。
私は10年ほど前から、学生や求職者の応募書類を見る立場にありました。
そのときから、採用する側の立場として、およびひとりの社会人の先輩としてみなさんにお伝えしたいことがあります。
それは、自己紹介の部分や、志望動機を記入するところに出てくる、「一生懸命」という文言に違和感を覚えることです。
「学生時代、一生懸命アルバイトで家庭教師として頑張りました。」もしくは「営業マンとして、一生懸命努力しました。」といったものです。
本人はきっと「一生懸命」だったに違いありません。しかし社会人として、仕事を一生懸命することは当たり前であって、わざわざアピールすることはおかしいような気がします。
逆に、その程度しか売り上げを上げていなかったのに、一生懸命最大限の力を注いでがんばったという表現をすると、結果はそれだけかというような、過小評価を受けることさえあるのです。
自分の行動や売り込みポイントを「一生懸命」ということばで表現するのは応募書類の「定番」です。しかし「一生懸命」ということばは、文字どおり、一生において懸命にやったときに、記入すればよいのです。
ではその「一生懸命」をほかのことばで、どのように表現すればよいのでしょうか。
例をあげて見ましょう。
私は前の職場において、一生懸命電話応対をしていました。
という文章を読むと、なぜか額に汗しながら、慣れない敬語を用いて、必死で応対している姿が思い出されます。あまり売りにはつながりません。
では少し表現を変えてみましょう。
「私は、ご年配の方には、ゆっくりとやや低い声でお話し、専門用語やカタカナ表現を避けた、相手の立場に立った電話応対を心がけた。」
というように具体的な表現をするとどうでしょう。
採用担当者は、ウチの会社でも同じような応対をしてくれるのではないかと考えるのです。
では次回は、なかなか書けない志望動機について、詳しく見ていきましょう。

