水冷に必要な装置と役割、ラジエター(放熱器)
今回は、水冷システムにおいて二次冷却を担うラジエターについてお話します。
水冷ヘッドで吸熱した水の熱を外気に放出する装置がラジエターです。ラジエターは、大きく分けるとパッシブ型とアクティブ型に分類されます。
パッシブ型
パッシブ型は、温水を放熱フィンの設けられた容器に満たし、熱をフィンに伝えてフィンより空気中に自然放熱させるものです。その特徴としては動力FANがないので、より静音化にむいています。ただし、冷却能力を高めるためには大きな放熱面積を必要とするため大型になりがちでその設置場所の確保や、大量の冷却水が必要になるなどのデメリットがあります。つぎに述べるアクティブ型と比べて放熱能力は低くなりがちです。 筆者が以前使用していたパッシブ型は、高さ1.27m、直径150mm、冷却水容量2.5リットルにも及ぶ巨大な代物でした。
アクティブ型
アクティブ型は、自動車のラジエターと原理が同じでその構造は水を通すチューブをめぐらし、その外周に放熱用のたくさんのフィンを接触させ表面積を確保した構造になっています。アクティブ型は、ラジエター放熱部に強制的に風を送るための電動FANを取り付けて使用します。その特徴は、パッシブ型比コンパクトにでき、放熱効率も高くすることが比較的容易です。デメリットとしては、運転時にFANから風きり音が発生することです。 以下に現在、筆者が使用しているラジエター(FANを取り付ける前)の画像を掲載します。

