[介護保険] 介護保険の使い方

アドバイザー:森下 義之 / LEC専任講師

 

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介護保険料、値上げか?? 〜なぜ変わった、介護保険制度〜(前編)

介護保険法は2005(平成17)年に大幅な改正が行われ、この4月から新たなサービスや制度がスタートしています。
今回は、この改正の理由を探ることにより、今後私達が納める介護保険料の値上げがありうるのか、その可能性を探ってみたいと思います。

「介護保険制度改革の全体像」(厚生労働省資料・平成16年12月)には、副題に、「持続可能な介護保険制度の構築」が掲げられています。
この「持続可能」という言葉は、「ストップしない」、もっと言うば「破綻しない」との意味に読めます。
そして、今回の制度改革で行われたことを注意深く眺めると、制度の破綻防止のため「支出を減らしている」という共通項が浮かび上がります。
そして、この「支出減らし」をしなければならない理由を考える上でのキーワードは、「少子高齢化」です。
 
介護保険を家計に例えて考えてみましょう。
収入にあたるのは税金のほか、40歳以上の皆さんが納める介護保険料です。そして支出にあたるのが、要介護認定等を受けた方が介護保険制度上のサービスを利用した場合に給付される保険料です(利用者は原則として費用の1割を負担すればよく、残り9割は保険料から支給される仕組みになっています)。
では、ここで少子高齢化が進むと、この収支のバランスはどうなるでしょうか。
少子化が進めば、将来、40歳以上で介護保険制度上のサービスを利用しない方、言いかえれば保険料を支払うだけの方が減少し、介護保険というお財布に入るお金が減ってしまいます。
また、高齢化が進行してサービスを利用する方が増えれば、給付額が増加することで、お財布から出ていくお金が増えることになります。
要するに少子高齢化の進行は、介護保険制度の「収入を減らし、支出を増やす」という結果をもたらすことになります。このまま放っておけば、制度が破綻してしまいます。

そこで、国が考えた対策は…。続きは次回またお話します。

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