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The Beautiful Game. Shame about the fans.

イギリス人のイメージの変革

僕が日本に来たのは2000年で、英語講師として働いていた。生徒達にイギリス人のイメージを聞くと、「紳士」「上品」「淑女」「上流」とかを挙げていた。僕もゆったりと腰掛けて、ローリングヒルズ、クリケット、そして紅茶を夢見る。

ところが、2002年にそれは起きたのだ。
ちょうど、前回のワールドカップの開始直前に、人々は好ましくない形容詞でイギリスをこう呼んだのである。「フーリガン」と。

フーリガンの起源

イギリスは70年代と80年代、巨大なサポーター・グループがサッカー・グラウンドの内外で暴動を引き起こすという、フーリガンの被害に苦しんだ。 おそらく、フーリガンによる最悪の暴動はベルギーで起こったヘイゼル・スタジアム事件で、これは1985年のヨーロピアンカップ決勝戦で、ユヴェントスとリヴァプールが戦った時のことである。 大混乱シーンでは、フーリガンと双方のチームを巻き込み、39人の死者を出すという結末を迎えた。この事件のため、リバプールは全ヨーロッパ試合への参加を10年間、さらに、イングランドの全クラブは5年間の試合参加を禁止されることになってしまった。 1990年代にはフーリガンの問題が沈下したと思っていた人も多くいたが、これは明らかに間違いであった。インターネットや携帯電話のような新しいテクノロジーによって、フーリガン達はもっと巧みになり、国際レベルでライバル達と事前に騒ぎを起こす計画を練るようになったのだ。

フーリガンの実情

イギリス人(ここではイングランド人)はフーリガン行為と表裏一体の感があるが、他の国々のフーリガン達もフーリガン行為を新たに恐ろしいレベルにまで引き上げている。 例えば、アルゼンチンでは最近、サッカーに関連する発砲事件で5人が死亡した。また、イタリア、ポーランド、ドイツ、オランダや、その他のヨーロッパ諸国において増加するフーリガン達は、人種差別主義者・極右グループとますます関連を持つようになってきている。

実際には(有難いことには)、サッカーファンの大半は温厚で、それぞれのクラブを応援する非暴力主義サポーターであり、その他の人々と同様に、フーリガン行為にゾッとしているのである。
フーリガンのせいで、多くの人がサッカーの試合観戦を怖がっているのは、本当に悲しいことだ。前回のワールド・カップでは、心配が広がったにもかかわらず、(どこの国からも)フーリガン達が日本や韓国に渡らなかったことに、僕は本当にホッとした。おそらく、これはとくにヨーロッパでの厳しいチェックが大きく功を奏したと考えられ、悪名高いトラブルメーカー達の海外渡航や、国内試合観戦を禁止するものである。そして、さらなる安心材料としては、僕は今までにフーリガン行為で悪評のあるクラブを追いかけて、たくさんのサッカー試合に行ったことがあるが、1回も暴力沙汰に遭ったことはない。罪のない観戦者が乱闘に巻き込まれることは、非常に稀なのである。

是非とも、ファン達が世界で最も観戦されているスポーツ・イベントを今年も平和に楽しむことができるよう祈ろう。

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