育児相談と支援のあり方
事例1: Nさんは1歳の女の子を持つお母さん。わが子の出産には大きな希望と育児には理想を抱いて過ごしていました。
子どもとしか向き合うことの無い時間の中で、教育熱心さは上昇。我、理想に反すれば、まだ幼い子を責め、自分を責め・・そんな毎日が続き・・女の子にはチック症が見られるようになります。
見知らぬ土地で友達と呼べる存在もなく、自らの視野は、わが子のみ。相談する相手すら見つけられず・・まさに孤立状態。
しかし、第2子ができた事を、きっかけに、わが子を保育園に預けます。保育士と関わること、育児相談を受けることで、ようやく家庭の中以外の人とのコミュニケーションを持つことができるようになります。
子どもとしか向き合うことの無い時間の中で、教育熱心さは上昇。我、理想に反すれば、まだ幼い子を責め、自分を責め・・そんな毎日が続き・・女の子にはチック症が見られるようになります。
見知らぬ土地で友達と呼べる存在もなく、自らの視野は、わが子のみ。相談する相手すら見つけられず・・まさに孤立状態。
しかし、第2子ができた事を、きっかけに、わが子を保育園に預けます。保育士と関わること、育児相談を受けることで、ようやく家庭の中以外の人とのコミュニケーションを持つことができるようになります。
事例2: Sさんは3ヶ月の男の子を持つお母さん。「子育てに悩んでいます」と保育園に電話相談をしてきます。Sさんいわく「わが子がかわいく思えない・・」と言うのです。理由は「寝てばかりいるから・・・」。「一度保育園に遊びにきてください」と伝え、後日Sさんはやって来ました。
とても暗い表情が印象的です。わが子への成長の見通しが立たず、乳児にとって寝ることは、その「月齢の発達においての特徴である」この理解が難しかったのでしょう。子どもの成長段階を話すことと、保育園に居る子どもたちを見ていただくことで、「6ヶ月ではこうなる」「10ヶ月になるとこうなる」といった希望と期待が持てるようになりました。その日をきっかけに定期的に親子で保育園に遊びに来るようになります。
世の中には、悩みを抱えるお母様方は、少なくありません。とても暗い表情が印象的です。わが子への成長の見通しが立たず、乳児にとって寝ることは、その「月齢の発達においての特徴である」この理解が難しかったのでしょう。子どもの成長段階を話すことと、保育園に居る子どもたちを見ていただくことで、「6ヶ月ではこうなる」「10ヶ月になるとこうなる」といった希望と期待が持てるようになりました。その日をきっかけに定期的に親子で保育園に遊びに来るようになります。
両者とも自らの理想と現実とのギャップに悩んでいるケースです。子育ての悩みの真意は母親自身にあり。子どもと母親の精神状態が安定することが一番です。
今回はある2つの事例を取り上げましたが、どの相談者にも等しく言えることは、「その人にあった答えを見つけることではなく、その人が一人で抱えきれない荷物を少し持ってあげることが大切・・・」と言うことにあると思います。保育士は決してカウンセラーではないのですから・・。
私が理想とする支援のスタイルは、出来るだけ「時間」「場所」「手段」「納得度」は「相談者の希望」とする。園においては「子育て支援に理解のある環境」をつくることが大切です。育児休暇中の方は昼間を中心に園に訪問されますが、家から出られない方がいれば「在宅ケア」も必要になる場合があります。
長時間労働する母親は、「土日や夜」の相談。又は、「ネット」を使っての対応です。勿論、保育士の力量と度量、体力と精神力が問われます。
子育て支援は育児相談だけではありません。保育園では、親子で楽しめる「リトミック教室」や「手遊び教室」その他「ママさんコーラス」など・・。「同じ世代に生きる親同士のコミュニケーションの場」として保育園は充実しています。「子育て支援イベント」の開催や「サークル活動」などを定期的に行っている園を探し、積極的に参加してみると同じ悩みを抱えた母親同士の交流が深まり情報交換も出来るでしょう。
その後Nさんは・・保育園のイベントやサークル活動にも顔を出すようになり母親同士がかかわる中で仲間も出来、「気楽な子育て」に方向転換・・・。
一方Sさんは?・・2ヶ月後仕事に復帰、保育園にわが子を預け「日々変化する成長に感動」する毎日です。
次回は、「今、保育士に求められるもの・・」を考えて行きたいと思います。

