[少子化問題] 結婚と子どもに関する統計

アドバイザー:田原 雄二 / 社会福祉士

 

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結婚に関する意識調査〜結婚しない男と女

2004(平成16)年に実施された厚生労働省「少子化に関する意識調査研究」は、「少子化の要因として、結婚することや子どもを持つことに対する国民の意識の変化があることを踏まえ、結婚することや子どもを持つことに対する国民の意識を体系的に把握することを目的として」(厚生労働省HPより引用)行われました。今回は結婚に関する意識調査結果のなかから、いくつかをピックアップしてみます。

「結婚することはない」が半分以上、女性においてその傾向が顕著

『女性の結婚』『男性の結婚』について

まず【表2-1】は、『女性の結婚』『男性の結婚』について、各グループの回答者がどのような意識をもっているかという調査結果です。すべてのグループで「結婚することはない」が過半数を超えており、『女性の結婚』と『男性の結婚』を比較した場合では、「結婚することはない」の比率は、すべてのグループで女性が男性を上回っています。  なお、「結婚することはない」の項目については、(1)結婚したい人がなければ無理にすることがない、(2)1人で不自由がなければ結婚することがない、(3)メリットはないから、結婚することはない、という3つの回答を合計したもので、その3つのなかでは圧倒的に(1)の割合が多くなっています。つまり、結婚そのものに関して強い願望や意識があるというよりは、「もしいい人がいれば」結婚を考える程度の人が多いといえるでしょう。

結婚に喜びや希望を感じるも、「適当な相手にめぐり合わないから」結婚しない

結婚していない理由(複数)

次に【表2-2】ですが、結婚していない理由(複数)を質問したところ、男女とも「適当な相手にめぐり合わないから」が圧倒的に1位となっており、上記の調査結果を反映したものになっています。その他、男性では、「経済力がないから」の割合が高くなっていますが、これは、実際に結婚生活ができるだけの十分な収入を得ていないということかも知れません。また、女性では「仕事に打ち込みたい/仕事がしづらくなる」(20〜32歳)、「義父母や人間関係が複雑になるから」「親の扶養・同居の問題をかかえているから」(33〜49歳)が特徴的であり、仕事と家庭の両立、親の介護や同居の問題が、特に女性の側において難しい問題になっていることが示されています。 一方で、表は掲載しませんでしたが、「結婚には喜びや希望を感じる」という質問に対しては、男女とも消極的肯定も含めて7〜9割の肯定率であり、「結婚について、ある程度喜びや希望を感じるも、適当な相手にめぐり合わないから結婚しない」という意識構造を読み取ることができます。 次回は子どもを持つことに関する意識調査結果のなかから、いくつかをピックアップして考えてみることにします。

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