証明写真は「自分の証明」
私が就職活動のお手伝いをしていてよく受ける質問に、証明写真に関して、「写真館で撮影した証明写真の方が良いのか、スピード写真でも良いのか」というものがあります。ここで、どちらがよいかというお話をする前に、応募書類にはなぜ写真を添付するのか考えて見ることにします。
応募書類は応募した人の代わりとして、先に面接に行ってくれる先発隊のようなものです。応募書類の役目は、採用担当者が、あなたという人物に会ってみたいと思わせることに他なりません。写真だけで不採用になることはないと思いますが、それでも十分な配慮が必要です。
採用担当者は、応募書類や面接時の印象によって、生涯賃金二億円以上の買い物をするのです。年収三百万の新入社員でも、三年間で一千万円近い給与を支払わなければなりません。会社からしてみれば、本当に高価な買い物です。ですから、就職活動においては、会社側は、それこそ真剣勝負のつもりで、採用する人を厳選しているということを常に意識しなければなりません。採用担当者は、等身大のあなたを評価し、1次面接に呼ぼうとするのです。また高価格な証明写真であっても、ビジネスシーンであるということを忘れてしまっては、何にもなりません。
さて、写真に関して、○○写真館は修正して、きれいな写真を手にすることができるといううわさを、ときおり耳にします。
確かに修正した写真はきれいです。時には実物以上の仕上がりです。しかし、冒頭でお伝えした履歴書の写真の目的は何かをもう一度振り返ってください。採用担当者は、高い買い物をします。表現が適切ではないのですが、カタログショッピングの見本の写真と、実際に手にとってみたときの現物があまりに違っていたら、どのように思うでしょうか。
実際の自分をどのように見せるべきかについては、皆さんのご判断にお任せします。
キャリア・コンサルタントの経験からすれば、皆さんは、過度な演出などせず、誠心誠意の精神で挑まれることをお勧めします。

