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モーツァルトの街〜オーストリア・ザルツブルグ〜

イタリアの北東,スイスの東に位置するオーストリアは,日本ではさほどニュースなどで扱われることが少ないためか,その実態?はあまり知られていないようです。しかし,歴史的な観点からは,中世ヨーロッパを支配下に治めたハプスブルグ家の拠点となったことからも分かるように,ヨーロッパの政治・経済・文化の中心となった国で,各分野に歴史に名を残す人物を輩出している国です。

ザルツブルグ駅のインフォメーションその中でも世界中で圧倒的な知名度を誇るのが,天才作曲家・モーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)。彼が1756年に生まれた地こそ,オーストリアのザルツブルグです。今年2006年,モーツァルト生誕250周年を迎えたザルツブルグでは,モーツァルトを記念して様々なイベントが開催されました。

「ザルツブルグ」とは「塩の城」という意味で,紀元前から近辺で採れる塩の交易で財をなした街です。

スロベニアからの電車で到着したのは,きれいに清掃された清潔なザルツブルグ中央駅。駅の裏手にでて,親切そうなおばさんが経営しているこれまた清潔なホテルを見つけて荷物を置いた後,早速観光に出発しました。 ミラベル庭園とホーエンザルツブルグ城

新市街に位置するホテルを出て,美しい庭園が印象的なミラベル庭園を越えると,ザルツブルグ市内を2つに分けるザルツァッハ川が見えてきます。

ホーエンザルツブルグ城の夜景川を越えて最初に向かったのが,世界遺産に指定されている旧市街の端の小高い丘の上にあるホーエンザルツブルグ城です。このお城からはザルツブルグ市内を一望することができ,手前の旧市街とザルツァッハ川を挟んで向こう側の新市街をすっぽり視界に収めることができます。

ホーエンザルツブルグ城から見たザルツブルグ市内ザルツブルグ市内には,旧市街と新市街に一つずつ,モーツァルトが生活した建物が二つあります。私はまず,旧市街にあるモーツァルトの生家に向かいました。

薄い黄色とクリーム色の外観が印象的なこの建物は,内部にモーツァルトにまつわる品々が展示されています。それほど広くない内部は想像と違ってかなり質素。モーツァルトが実際に使用したバイオリンや自筆の手紙や楽譜などが何気なく展示されています。モーツァルトの生家旧市街のランドマーク的なこの建物,ザルツブルグ有数の観光スポットのはずですが,私が訪れたときは早朝ということもあってか,かなり空いており,のんびり観光することができました。

もう一つ,旧市街とザルツァッハ川を挟んで反対側にある新市街にも,モーツァルトが1773年から1780年まで暮らした住居が残っています。こちらは薄い肌色の外観で,同じく内部はモーツァルトの博物館になっています。日本語のイヤフォンガイドを持って各部屋を回ると,部屋ごとに異なるモーツァルトが作曲した音楽が流れ,モーツァルトの生涯についての解説を聞くことができます。旧市街にあるモーツァルトの生家よりこちらのほうが展示品も多く観光客も多め。こちらでは目と耳でモーツァルトの世界を堪能することができます。モーツァルトの住居

私がザルツブルグを訪れたのは9月だったので,観光客もさほど多くなく,特にモーツァルトの生家がある世界遺産指定の旧市街は非常に落ち着いた暮らしやすい街という印象をうけましたが,モーツァルトの街らしく,毎年夏には音楽祭が開かれ,世界中から観光客が訪れるそうです。音楽にはとかく疎い私でも自然に芸術に浸れる街,まさに,「音楽の都」の名にふさわしい街です。

写真1枚目:ザルツブルグ駅のインフォメーション
写真2枚目:ミラベル庭園とホーエンザルツブルグ城
写真3枚目:ホーエンザルツブルグ城の夜景
写真4枚目:ホーエンザルツブルグ城から見たザルツブルグ市内
写真5枚目:モーツァルトの生家
写真6枚目:モーツァルトの住居

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