ビジネスシーンでのメールマナー
前回から電子メールのマナーについてお話しています。
メールをやり取りする当事者は、お互いに忙しいビジネスシーンを動いているので、メールでの文章は、ビジネスマナーとしては、(例外はあるものの)略儀(略式)として構いません。例えば、メールの送信先が、上司や取引先であっても、「拝啓」や「敬具」という挨拶ことばを必ず入れなければならないわけではありません。または、敬語、それも、尊敬語や謙譲語で飾った文章でなくてはならないといった、形式を重んじたものでもありません。
しかし、ここで勘違いしてならないことは、くどい表現と、丁寧な文章は違うということです。
例えば、敬語のオンパレードで、「させていただく」「よろしかったでしょうか」「お見えになられました」という表現を、よく目や耳にします。しかし、これらは、「おかしな日本語」が、文字や言葉となって私たちの目の前に飛び込んできているだけなのです。これらの言葉は、略儀以前の問題です。確かに、言葉で発すると一瞬で消えてしまいますが、文字はいつまでも残っています。表現には、くれぐれも気をつけることが必要です。
またいくら略儀であるといっても、ビジネスメールですから、「顔文字」は避けたいものです。最後に、もし上司の代理でメールを送るときは、CCに上司のメールアドレスをいれておきます。
略儀であっても、ビジネス文書であるという意識をもって、丁寧さや気配りを忘れず、しかも効率よく、文明の利器を使いこなしたいものです。

