Knowledge VillageMONEY > 村上ファンド事件 > 村上ファンド事件に潜む不正の実態

モノ言う株主から一転…、村上ファンドの結末

2005年1月28日、当時のライブドア取締役熊谷史人容疑者から村上容疑者に、「ニッポン放送の外国人株主の状況を教えてほしい」と電話が入りました。これは、前回のコラムの最初にふれた、放送業界の外資規制を意識したものということは、村上容疑者も当然分かったのです。これでライブドアがニッポン放送の株式を大量取得することは確実。村上ファンドはここで一転、今まで買い集めたニッポン放送株の売却時期を探る方向に進んでいきます。

一方、ライブドアは2月8日、ニッポン放送買収のための資金およそ800億円をリ...

続きを読む "モノ言う株主から一転…、村上ファンドの結末" »

ニッポン放送株をめぐる村上ファンドとライブドアの関係

村上ファンド代表の村上世彰容疑者は、ニッポン放送の株を買い集め、筆頭株主になったものの、株主の提案を受け入れないニッポン放送経営陣に困惑していました。ニッポン放送やフジテレビは株式会社とはいえ、放送業界という特殊性から、マスメディア集中排除原則や外資規制など、いろいろな国の規制に守られていたのです。これらを盾にして、持ち株会社をつくる等の村上ファンドの提案はことごとく拒絶されてしまったのです。

そこで、このままだとファンドとして儲けることができないかもしれないと焦り始めた村上容疑者は、...

続きを読む "ニッポン放送株をめぐる村上ファンドとライブドアの関係" »

村上ファンド、ライブドアに出会うまでの軌跡

「モノ言う株主」への道

今回も村上ファンド事件の背景を追っていきます。
村上ファンドは設立後、豊富な資金力を背景に、次々と敵対的買収を続けていきます。そして、「モノ言う株主」として知名度を上げていったのです。

最初大きく話題になったのは、2000年の「昭栄」に行った敵対的買収です。「昭栄」は元々繊維会社でしたが、伝統ある会社で、戦前・戦後の時代から広大な土地を多数保有していました。ただ、繊維会社ということで、その保有する土地の多くは不動産的な観点からは有効活用されて...

続きを読む "村上ファンド、ライブドアに出会うまでの軌跡" »

村上ファンドが与えた好影響

日本の株主は自分の意見を言わない(言えない?)

バブル期の日本には土地神話というものがありました。土地は持っていれば必ず上がる。売らないで持ち続ければ、何倍にもなると・・・。

株式も同様、バブル期には値を上げ続け、1989年12月に日経平均株価は38,915円まで上昇。株式についても持ち続ければ、ドンドン上がったのです。

バブル期の日本の株価は右肩上がり。持ち続ければ上がったので、借金をして株を買う人なども多く、海外の株に比べて日本の株はとても割高に買われていました...

続きを読む "村上ファンドが与えた好影響" »

村上ファンド事件で読みとく経済の裏側

インサイダー取引の容疑で東京地検特捜部は6月5日午後、「村上ファンド」代表 村上世彰容疑者を逮捕した。
 この事件は以前コラムで紹介したライブドア事件と関連があり、ライブドアがニッポン放送の株を買い集めた際に行われた「村上ファンド」の不正行為なのです。

まずは、今回の事件によく出てくる2つの言葉がありますので、その確認...

続きを読む "村上ファンド事件で読みとく経済の裏側" »